母乳 or 粉ミルク

私は息子が6ヶ月になるまで、母乳オンリーでした。
ラッキーなことに私のミルク工場は順調に生産していたので、
おっぱいだけで足りていました。
でも離乳食を始めるのもあって、思い切って粉ミルクに切り替えました。
6ヶ月頃になると、母乳だけでは十分に栄養がとれないと読んだのもあって、
ちょうどいい時期だと思いました。
毎週回数を減らしていって1ヶ月かけて断乳しました。

香港で母乳をあげるのに一番困ったのは、授乳場所が全然ないこと。
最初は戸惑いましたが、母は強し。
スタバなどでショールをはおって、いつでもどこでも授乳。
慣れると何とも思わなくなるのですから、ある意味、慣れってこわいですね。
授乳場所がないのは、母乳をあげているママが極端に少ないから。
産後約2ヶ月で職場復帰する女性が多数なので、授乳場所は必要ないのです。
香港ではアマさん(住み込み家政婦さん)を雇っている家庭が多いので、
出産を機に退職というケースはまれ。

数字で見てみると、香港で粉ミルク育ちのベイビーは乳児全体の87%です。
産院では母乳育児を奨励していますが、
退院時に母乳をあげていたママが47%だったのに対して、
3ヶ月では4%と急激に減っています。
これは産休を終えて職場復帰をする女性にしてみれば、仕方のないことなのです。

授乳する場所はないけど、外出させたい、というママ友の中には、
家にいる時は母乳、外では粉ミルクにしている人もいます。
香港では母乳をあげている光景はあまり目にしないからか、
あげていると興味津々に見るおじさんがいるのは事実。

インド人のママ友は産後3ヶ月で職場復帰したため、生後1ヶ月半は母乳で育てました。
彼女は少し罪悪感があったものの、仕事だから仕方がないと割り切っていました。
それでも二人目の時は、1年間の無給休暇をとって半年は母乳で育てました。

オージーのママ友は出産前は看護婦さんでした。でも出産を機に退職。
今は10ヶ月になる娘に母乳をあげながら、弁護士になる勉強をしています。
「昼間は娘と遊べて、夜勉強できるから最高」
と言う、前向きな彼女。

カナディアンのママ友は、娘が1才になるまでは
娘中心の生活をすると決めていました。
彼女の娘は1才になるまで粉ミルクを飲んだことがありませんでした。

キウイママは帝王切開で二人の息子を出産。
2ヶ月で職場復帰しなければいけない彼女は粉ミルク派。
「母乳だから愛情があるというわけではないのよ。」
と彼女は言います。

他のキウイママは、長く母乳をあげるつもりでいました。
でも3ヶ月の時、彼女がカゼをひいて薬を飲んだためベイビーに粉ミルクを飲ませたら
すっかりその味が気に入り、粉ミルク以外は飲まなくなりました。
「私はもっとあげてもよかったんだけど、息子が要らないって」
と複雑な心境でいる彼女。
急に自主的卒乳する息子に彼女の胸はパンパン。
「冷やしたキャベツをブラの中に入れると気持ちいいわよ。」
と言って、キャベツ入りブラのまま外出する彼女。

香港人ママの11ヶ月の娘は母乳オンリーです。
もっと早く断乳させたかったけど、ベイビーは母乳以飲まないとのこと。
母乳と粉ミルクを混ぜたりもしてみたけど、
味の違いがわかるベイビーのようです。
離乳食をたくさん食べるようになって、母乳の回数が減ってきているから
1才になったら牛乳にかえるつもりだと言っていました。

(情報は2004年当時のものです)