クラスマザーと保護者ボランティア

「子どもが通っている学校に関わるのは親としての義務」という姿勢はインターの保護者たちに共通しているものかもしれません。子どもは全て学校にお任せ、問題があったら学校や先生の責任にする日本とはメンタリティーが違いますね。
さて、それではどれくらい密なおつきあいなのでしょう!?

クラスマザーとは?

各クラスに二人いるクラスマザー(class mum)の役割は先生と保護者のコミュニケーションをとりやすくすること。といってもジョブディスクリプションがあるわけではないので、クラスによってそれぞれ。新学期が始まると掲示板にクラスマムのサインアップシートが貼り出されるので、やりたい人はそれに名前を書きます。日本でいうクラス委員のようなものですね。日本の場合は最後までやる人がいなくて、くじ引きで決める、という話を聞いたことがありますが、クラスマムは数日で名前が埋まってしまいます。

クラムマムの最初のお仕事はクラスの保護者同士の連絡先リストを一刻も早く作成すること。学校全体の名簿は一学期中旬ごろにならないと配布されないので、プレイデートをアレンジするために必要なクラスメートのコンタクトは早く知りたいのです。ちなみに学校名簿にはヘルパーの名前と携帯も記入されているので、ママが不在の場合はアマさん同士でプレイデートをアレンジしています。

それから先生へのプレゼントの用意。クリスマスと年度末の二回、各保護者から100~200ドル集めてプレゼントを購入。2年生までは補助教員もいるので2人分必要。実はここが腕の見せどころで。いかに気の効いた、オリジナリティーあふれるプレゼントを選ぶかによって他のママたちに評価されてしまうのです。ムスメの先生へはクラスの子どもたちの写真&メッセージ入りのクリスマスツリーとシャンパーン、ムスコのクラスは先生の好きなシドニーにあるブティックのギフト券とシャンパーンでした。先生によっては、プレゼント代を全て自分がサポートする団体に寄付してほしい、という人もいます。受け取る側が本当に喜ぶものを選ぶものをさがす工夫が必要となってくるので、大変なお仕事です。

遠足の付き添いは早い者勝ち

年に2~3回、校外学習があり、それに付き添う保護者ボランティアを募集します。特に低学年の場合、アイドル歌手のコンサートチケットなみに殺到!これも掲示板の貼り紙にサインアップするのですが、早い者勝ちです。翌日のこのこ行っても、空きスペースなんてありません。
目的地によっては、先生が選ぶ場合もあります。例えば空港と航空会社訪問の時はその関係者に優先権が。私はこれに便乗しましたが、なんせこ空港近いコミュニティーにある学校のため、パイロットパパが多いこと。1クラスに5人のボランティアが付き添うのですが、25人のボランティアの半分以上はフライトのないパパでした。しかも職業体験にもなるので、パパたちは大サービスで制服を着て登場。エンジンの仕組みなどについても熱く語っていました。

ショータイムに欠かせないボランティア

毎年1,3,5年生は学年全体のショーがあります。いわゆる学芸会ですが、衣装やセッティングはかなり本格的!これも全てママボランティアに支えられて成り立っています。有能なママたちが多いので、垂れ幕やポスターなどはアーティストであるママが担当したり、衣装はデザイナーママがシンセンでリーズナブルなものを買い集めてきて、パズルのように切り取って縫い合わせたり。当日のメークだって、メーキャップアーティストのママの出番。ママたちは自分の持っている能力と時間を惜しみなく子どもたちのために使います。

ボランティアで成り立つスクールフェア

毎年恒例のスクールフェアもボランティアが大活躍。スクールフェアのオーガナイザーから出店まで全部保護者ボランティアで成り立っているのです。そしてその売り上げは学校やコミュニティーに寄付。ほんと、母は偉大です!