Who am I?

小学校の授業中にも触れますが、幼稚園でまず最初に習うトピックのひとつです。
香港にはいろんなバックグラウンドを持つ人たちが集まり、国籍も様々。生まれた国も違うので、まずは自分の事を知り、それから自分とは全く違う環境のお友達のことを知る必要があるのです。

「ダディーは○○人」「マミーは○○人」「私は○○人」
子どもにとって自分の両親の出身地は、わかっているようでわかっていないことが多いようです。両親とも同じ国籍でその国で生まれて香港に引っ越してきた子どもだと問題ありませんが、お父さんの国籍とお母さんの国籍が違い、自分は香港生まれとなると難しい。クラスではお父さんの国の国旗とお母さんの国の国旗を作りました。国旗をひとつ持っている子、二つ持っている子、その二つの国旗の組み合わせもさまざま。世界地図と国旗のお勉強にもなります。ムスメのクラスには20人児童がいるのですが、国旗の数は13本。すごいですよね、まさに小さな世界の縮小図です。それをみんな、誇らしげに振っていました!

「私は○○生まれ」
次に習うのは自分が生まれた国のこと。両親に永住組が多いのでしょうか、香港生まれが圧倒的に多かったのが印象的でした。香港は自分が生まれた国なので、普通語の勉強もし、旧正月にはチャイナ服を着て点心や春巻きなどのシェアドランチをするのに抵抗がないようです。普通語の授業は一週間に二時間あります。

「だから私は特別」
クラスにいるお友達の環境はみんな違うということを学んだ子どもたち。私はみんなとは違う(実際同じ子どもは誰一人といません)、だから特別なのだ、という自信を持たせこのトピックは終了。みんな違うのが当たり前。違うのがいいとか悪いとかではなく、ただ「違う」という事実を受け入れているようです。トピックの最後に自分の国の衣装を着て行くのですが、ムスメはひいおじいちゃんに作ってもらった、ピンクの浴衣を少し恥ずかしそうに来て行きました。

余談ですが、校長先生がニュージーランド人ということもあってか、ラグビーのワールドカップ初日は全校で開幕を祝い、児童はサポータージャージーを着て登校。ムスコはオールブラックスのユニフォームを、ムスメはジャパンのユニフォームを着ました。ラグビーをするムスコ的には当然、強いオールブラックスのサポーターで、ジャパンなんて考えられないそう。ムスメも最初は文字通り真っ黒のオールブラックスを着ていたのですが、ジャパンの紅白ストライプと桜のロゴを見て、着替えていました。そうやって決めるのね、愛国心って……