教科書ってなに?

日本の学校との違いはたくさんありますが、一番大きな違いは教科書がないことではないでしょうか。教科書がない理由は、教科ごとに教科書に沿って学習しないから。謎のインターの学習方法はこちらです。

IPC学習法
学校のカリキュラムの基本となるのはイギリスのnational curriculum。その他にInternational Primary Curriculumという2000年に世界中の14校からはじまったイノベーティブなカリキュラムで、現在では世界65カ国で導入されているものを取り入れています。

このIPCは6週間ごと課題があり、それを歴史的、地理的、芸術的、技術的なアングルからアプローチし、学習するシステムです。

例えばイースター明けに始まった3学期のトピックはタイムリーな「オリンピック」。授業の初日(雨で延期)は、オリンピックの開会式。全校生徒が各学年違う色のオリンピック色のTシャツを着て、学校から10分くらい離れた場所からスタートし、聖火リレーをバトンタッチして学校の校庭に保護者も含め全員集合。そして開会式では全校生徒の国歌を歌います。息子はニュージーランドの国歌、娘は南アフリカの国歌がお気に入りのようです。

娘の一年生クラス。ヒューマニティーではギリシャ神話について、美術的にはオリンピックのマスコットについて、そして科学的には身体のしくみや人間の体と動物の体の違いなどを勉強します。またその一環として、保護者的にはかなりこじつけだとは思うのですが、”how things move”の課外学習でディズニーランドに行きました。理由はどうであれ、こどもたちは大喜びでしたが。もちろん保護者ボランティアが付き添います。そのお話はまた今度。

それから、息子の三年生クラス。歴史的にはオリンピックのはじまりとその後時代が変わるにつれどのように変化したかを勉強し、地理的には次のオリンピックの開催地について。イギリス人が多いので、ロンドンオリンピックはみんな身近に感じているようです。さすが三年生ともなると場所についてだけでなく、オリンピックがその都市や国にどのような影響を及ぼすかも勉強し、学校内オリンピックの企画まで展開していきます。科学では運動と身体のつながりについてやオリンピック選手の栄養などについても学びます。テクノロジーではどのような技術がオリンピックで使われるのか、また学校内オリンピックではどのような技術を使えばいいのかを考えます。それから、オリンピックメダルの作り方にも注目。美術ではオリンピックのポスターやチケットがどのようにデザインされているかを調べ、実際学校オリンピックのマスコット作りに挑戦。

レベル分けでマイペース
RWI(Reading Writing Inc)と算数の時間は2クラスの児童がグループ別に、自分のあったレベルで勉強をします。RWIの教材は学校に置いてある専用の本、算数はプリントを使用。学年初めのテストでレベルが決まりますが、途中で上がることも下がることもあります。目的は同級生と競い合うことではなく、自分のあったレベルのグループに入っていかに自分が楽しく学ぶかなので、どのレベルにいる児童も納得しているようです。

宿題やその他の教科については次回につづく