公立プリンセス・マーガレット病院での出産

出産予定日より10日ほど早い深夜、おしるしがあったので、タクシーで病院へ。
ライキンにあるプリンセス・マーガレット病院の陣痛室は、Cブロックの地下LG階にあり、直接そこへ向かいました。すでに痛みは5分間隔になっていましたが、まだ陣痛ほどの強さはなく、気長に構えていました。
同行した主人は救急医療室(A&E)で手続きをした後、帰るよう促されました。面会の時間(17:30~19:30)に来るよう言われ、私は病衣に着替えて陣痛室へ。

陣痛室
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しかし朝7時になっても陣痛は進まず、陣痛室へ朝食を取ります。しばらく容体をみるため、いったん一般病棟へ移されました。産前病棟Aブロック3階で、そのまま5分おきの痛みを遣り過ごしていると、今度は大量の出血。
再度陣痛室へ戻され診察を受けました。羊水に異常がないかを調べるため、羊膜を破って破水させます。ほどなくすると今度は陣痛がかなり強まって来ました。
用意された笑気ガス(LaughingGas)を吸引すると、次第に感覚が麻痺し、次に意識が戻ったのが、助産師の「はい、いきんでーー!」の声でした。マスクが外され、半ばラリラリ状態で必死にいきんでいる間にどうやら生まれた様子。
あいにく昼休みの時間帯で医師や看護師が出払っており、出産時には助産師のおばちゃんがどうにか産ませてくれたようでした。会陰も切らずにそのまま出産したため、傷口の縫合にはやたら時間が掛かりました。
その後一通り検査を終えた赤ちゃんが胸の上に載せられ、やっと人心地つきます。赤ちゃんが去った陣痛室でそのまま2時間休息。
さて産後病棟へ移されると、母乳育児かミルクかを聞かれ、それぞれに病室が分けられていました。8人部屋で外国人は2人。帝王切開らしき人は2,3人。

病棟
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トイレは最初はベッドでするよう指示されます。ナースコールでトイレに行きたいと伝えると、付き添いのおばさんが尿瓶を持って来てくれ、ベッドで用を足します。
出産から3時間後には赤ちゃんがベッド横へ運ばれてきました。うちの子は夜泣きがひどく、夜間頻回に授乳していたため、看護師が2時間ほど赤ちゃんを預かってくれました。
母乳育児の指導は、日本ほど熱心ではない印象でした。同室の母乳育児を目指すママたちも、おそらく母乳が出ないのでしょう、赤ちゃんのおしっこがなかなか出ないと悩んでいました。
食事は朝はお粥かオートミール、昼食・夕食は鶏肉か豚肉料理1品と青菜に白飯というメニュー。宗教に配慮してか、予め食べられないものを訊かれました。ふりかけや小腹がすいた時に食べられるものは、持参した方がいいです。私はお腹がすいて、G/Fに入っているPacific Coffeeにへ買い出しに行きました。

朝食
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入院期間は出産から48時間。その間入浴は出来ません。トイレはこまめに消毒されているらしく、香港にしては清潔だと感じました。
入院中、医師、看護師、付き添いのおばさんなど、お世話してくれる人たちは必ずしも英語や普通話を話せるとは限りません。日常会話とまではいかなくても、自分の名前や数字などは理解できる程度の広東語は必要だと思います。
退院日、母親とアマさんに迎えに来てもらいました。なんでも退院の諸手続きは患者本人ではなく親族しか出来ないという事で、母にG/Fの会計部と地下2階の薬局へ行って、手続きをしてもらい、晴れて子供とともに退院できたのでした。

病院:香港公立プリンセス・マーガレット病院
ドクター:不明
費用:HKD250