リレーみゆきりんその4

[2005.5.23] (19週目)

夫も一緒にプリンセスマーガレット病院のチェックアップに行った。
前回の妊娠の時は毎回金魚のフンのようについてきていたのに、
今回は初めてである。
きっと超音波が見られる今日が、最初で最後の付き添いになるに違いない。

今日は血液検査の結果と超音波だけだと思っていたから、
すっかりマイ尿容器を忘れていた。
それが尿検査もあるとわかり、再び上の階の売店まで走り紙コップを調達した。
この売店はこの紙コップでどれだけ儲けているのだろう。

待つところ1時間強。新聞を読み終わろうとしている時にやっと呼ばれた。
夫も待ってましたとばかりに一緒に診察室の中に入る。
検査の結果は正常で、ダウン症の子供が産まれる確率は372分の1だそう。
この数字が250以下の場合は羊水検査を勧められるようだ。

「他に質問は?」と聞くドクターの問いに
「性別わかる?」ととっさに聞く夫。どうやらとても気にしているらしい。
どっちでも構わないと言っているくせに実は自分が一番性別を知りたいようだ。

私はさっそく台の上に横になり、お腹にジェルをつけられる。
夫ははりきりすぎてドクターの真後ろにぴったりと立ちでスクリーンを見ていたが、
ドクターは気が散るらしく、私の隣にいくようにと言われていた。
まずは頭。まんまるい頭をしている。
そしてお腹。これもまんまるとしている。
手足は指先までがはっきりと見える。
それに何て長いこと!スタイル抜群の私たちのベイビー。
夫は始めてみる我が子の姿に感動して、少しうるうる気味だった。
ドクターも早いなりに丁寧に一つずつの部分が何なのかを説明してくれる。

そしてクライマックスの下半身!ジャジャジャジャーン・・・・
ちょうど足の間を下からの角度で見ることに成功。
そこにはムスコの時のように足と足の間にもうひとつの物体がなかった。
ドクターは「80%女の子だね!」と言った。
私は「やっぱり」と思った。
母親の直感というのか、妊娠が判明する前に女の子が生まれる夢を見て以来、
ずっとそんな気がしていた。
夫を見ると、顔が溶けそうなくらいの大きな笑みを浮かべている。
ダディーズガール(パパのお姫様)を抱っこする日もそう遠くはなさそうだ。

プリンセスができると感動した夫はダメもとでドクターに超音波写真がもらえないかと聞いていた。答えは私の時と同じで「ノー」。
しつこく私も聞いてみる。
「とっても欲しいんだけど、買えないかしら?」
ドクターは厳しい口調で
「そのようなサービスはここでは行っていないから、ほしかったら私立のクリニックに行ってください」と言った。
「一枚くらいいいじゃん、ケチー」と心の中で思ったが、
「そうよね。ああ、でも本当に残念だわー」とどうにかドクターの気が変わるのを待ったが、
それは無理だった。

帰り際に飛行機に乗る時に見せる同意書を書いてほしいとお願いした。
その時に、もう一度この先超音波はあるのかも聞いてみた。
異常があれば何度もするけど、順調だったらもうないとのこと。
そういうことならばもう産まれてくるまで見なくてもいい。

「次回もまたここよね?」と確認すると
「トンチュンに行ったらいいよ。」とドクター。
さ来週ここでアポがすでに入っているのに、それはキャンセルしていいそうだ。
超音波写真がほしいとたかる私たちは追放されたのか?

費用:紙コップ代 0.5$