公立クイーンエリザベス病院での出産体験記

病院名  :Queen Elizabeth Hospital
入院日数:2泊3日(通常分娩)
費用   :200ドル

◆持参したもの
パッド大、消毒コットン、赤ちゃんのミトン、赤ちゃんの靴下、自分の靴下、ビスケット、ストロー、カメラ、携帯の予備充電(院内では充電できない)、充電器、出産本、時計、洗面道具、洗面用タオル、ママ用パジャマ、赤ちゃん用服、ママの退院用私服(授乳できるもの)、スリッパ

◆持って行ってよかったもの
時計 (赤ちゃんがずっと寝てる子だったので授乳時間を計るのに必要)、出産本 (母子同室ですがほとんど赤ちゃんは寝ているし何か時間を潰せるものがあったほうがいい)、携帯の予備充電 (院内では充電させてくれないので。昼の面会で予備充電をひとつ持ち帰ってもらい夜の面会で持ってきてもらうのを繰り返していました)

◆必要なかったもの
ママ用パジャマ (陣痛で駆けつけた時から病院の入院パジャマに着替えるので母子ともに服は退院用のみで十分。)
スリッパ (サンダルで病院へ行き、入院中もずっとそのサンダルで過ごしました。スリッパを履いている人はいなかったような。。。)
スマホの充電器 (院内で使ってはいけない。)

【陣痛開始】
7月28日夜20時ころ、なんとなく腹部に違和感。予定日よりも2週間以上早いし、強めの張りかと思っていましたが、スマホの陣痛アプリで何となく時間を計ってみると5分間隔。
本陣痛の実感はなかったし、病院に行ってまた戻るのも嫌だな~と思いながらとりあえずシャワーを浴びようとしたらおしるしがあり、ようやく本陣痛かもと病院に行く決意をし、シャワーを浴びて主人と子供たち二人を連れて病院へ向かいました。

【病院で】
B4へ行き、私だけ病棟内へ。「どうしてここへ来たのですか?」と聞かれました。5分おきに陣痛らしきものがあって、おしるしもあったことを伝えると体重、血圧、お腹の張り具合、赤ちゃんの位置をチェックして、C2病棟へ行きそのまま入院。主人は入院の手続きをしてから、子供たちを連れて一度帰宅しました。

最初に案内されたC2は陣痛室になると思うのですが、大部屋がいくつかあり、20人くらいの女性が入院していて、「一日でこんなに出産待ちの人がいるんだ」とビックリしました。私はテレビがひとつある6人部屋で、同部屋の他の5人はまだ陣痛が弱いのか、その日出産するような感じではなく
歯磨きをして寝る準備をしていて、そのまま朝を迎えそうな雰囲気でした。
入院中はピンクのパジャマ上下を着るのですが、分娩が近い人はさらに紫色の割烹着のようなもの(お産の時に着用)を渡されて、それを着てからピンクのパジャマを羽織るようで、私は到着後すぐに紫色の服も渡されました。
病棟では電話はいつでも使っていいけれども充電はできず、すぐにバッテリーがなくなるのでセーブしながら使っていました。
(院内のセブンイレブンで12ドルで充電サービスがあります。古い機械なのでMAX40%までしか充電できないとのこと)

血圧を測りに来たり、胎動をチェックしに来たりと何度かナースがベッドに様子見に来ます。主人が病院に戻ってきたけれども、まだ陣痛が4分間隔。
気になっていた個室のプライスリストをもらい、主人と相談して、11階の個室に移動しようとしましたが、個室を利用すると部屋代やドクター代だけでなく産後の小児科費や注射代、黄疸でひっかかったらその検査・治療費用や入院費用まで自己負担になるし、大部屋もそんなに悪くないわよとナースに言われ、実際に私も数時間過ごしてみて不満もなかったので、大部屋に決めました。

子宮口の開き具合はまだまだだったので主人にはまた家に帰ってもらい、陣痛が3分間隔になったら来てもらうようにしました。
陣痛4分間隔が長い時間続き、結構辛くなってきたときにナースが来て、子宮口をチェック。「すぐに産まれそうだから電話で旦那さんを呼んで!」
と言うので主人に電話をしました。その間、移動ベッドでB4分娩室へ移動。移動中はかなりイキみたい気持ちを抑えていました。
この時が一番つらかったと思います。

【出産】
分娩室に入るとすぐにドクターに「もう生まれるので旦那さんなしでいきます」と言われ、移動ベッドから分娩台へ移動してすぐに赤ちゃんの頭が出てきました。
分娩室に入ってまだ1分も経ってなかったと思います。隣にいた助産師さん(ナース?)に「イキみたいときに軽くいきんで」と言われて、すぐに肩が出てきました。
ドクターは、最初に病院に着いた時にB4で診断してくれたドクターと同じ人でした。結局、赤ちゃんが産まれた頃主人はB4に到着したみたいであと一歩というところで立ち会いには間に合いませんでした。

私が出産で一番心配していたことの一つに赤ちゃんの取り間違いがあったので、産まれてからすぐに名前を付けてくれるのかどうか、健診の時もB4に着いた時も何度も確認してきたのですが、実際、分娩室はいくつかあって、それぞれに分娩台が2台。
真ん中がカーテンで仕切られていますが私が出産した時は、隣のベッドだけでなく他の分娩室にも誰も使っている人がいなかったので間違えることもなく、さらに、産まれてからはすぐにカンガルーケアをさせてくれて(1時間くらい)、名前もすぐに手足3か所に付けてくれました。
赤ちゃんは産まれてからずっとママと同じ部屋にいるので安心でした。病院は母乳育児を推奨していますが産後すぐの授乳はママ任せと言われました。

分娩室で、写真は撮り放題でした。ナースも病院のカメラでママとパパと赤ちゃんの3ショットを撮影してくれて、その写真を入院中の赤ちゃんベッドに貼り、退院時はプレゼントとしてもらえます。私は一人目を日本で、二人目をシンガポールで出産していますが、日本やシンガポールと違うなと思ったのは出産時の身長を測らない(特に教えてもらえない)ことです。希望であれば伝えたほうがいいと思います。

1時間半くらい経過し、赤ちゃんと一緒に移動ベッドで病棟へ。自分の名前、赤ちゃんが産まれた時刻、赤ちゃんの体重、この3つを覚えさせられます。
入院病棟についたら、主人は外で待ち、まず私だけ移動ベッドで中へ。病棟でさきほど覚えた3つで本人確認。
入院中は名前の確認、番号の確認がしつこすぎるくらいでしたがその分安心感はありました。

【病棟で】
自分のベッドに着いたらナースに「ここでは自分のことは自分でやってね。」と言われました。
この一言が一番厳しい一言だったと思います。
部屋は2人、4人、6人、8人部屋とあり、私の部屋は6人部屋で私は窓側でした。各部屋のドアは開けっ放しなので、病棟全体がひとつの部屋のような雰囲気もありました。
私がベッドについた後、主人が10分だけ面会できる時間をもらい、その間にパッドや消毒コットンを出してもらったりお水を準備してもらったりしました。
赤ちゃんは検査があるからとナースが連れていき、その間休みました。と言っても興奮?していて眠れはしませんでしたが。

朝になり、朝食の時間。噂では聞いていましたが、本当にびっくりするくらい質素な食事でした。
トレーに大きなボウル。中におかゆどっぷり。興味本位で口にしてみると、生姜が効いていて意外に結構食べれました。
昼は2種類のスープとオレンジがついていました。夜食にはパックのミルクとクラッカー2枚が配られました。

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真夜中の出産だったので気を利かせてくれたのかナースが赤ちゃんを預かっていてくれましたが自分のところに置いてほしいとお願いして赤ちゃんを隣に連れてきてもらいました。基本的に母子同室のようですが、眠れなくて疲れているから、と赤ちゃんのお世話をナースに任せて休んでいるママさんを何人か見かけました。
入院中に赤ちゃんがミルクを吐いて赤ちゃん用のシーツを取り換える場合、自分のパジャマが汚れた場合など、
全て自分で取り換えます。廊下にタンスのようなクローゼットがあるので、そこから勝手に取って交換、汚れたものは分別されている洗濯籠に入れます。

産後最初のトイレはナースコールをしてベッドの上で手伝ってもらいます。但し、産後は点滴を付けていて終わるのに数時間かかり、それをつけてトイレには行けないので点滴中にまたトイレに行きたくなった場合は1度だけでなく2度目も手伝ってもらいます。

【黄疸】
2日目、いよいよ明日退院と言うときの血液検査で赤ちゃんの黄疸数値が高いと言われて赤ちゃんだけE9に移動しました。
ナースはスペシャルケアの服を着ていました。部屋に入る前に受付をして、両親だけが中に入れます。
朝と夜の血液検査でビリルビンの値をチェックして、値が高い時はライトセラピーを受けました。
退院できるかどうかは値が下がるだけでなく、赤ちゃんの体重と生後日数なども考慮されるとのことで値が下がっただけではすぐには退院できないようです。
完全母乳にしたかったので、E9フロアで決められているほぼ3時間おきの授乳時間には病院にいて授乳できるようにしました。
E9病棟は検査と授乳でどのナースもスタッフも忙しくて特にキビキビしていました。

【退院】
結局、通常分娩でその後問題ない私は予定通り2泊で退院、赤ちゃんは3泊延泊して一度退院し、その後すぐに健康院の健診でまた黄疸でひっかかり1泊再入院しました。
退院直後の健康院で、黄疸でひっかかり病院に再入院している人を結構見かけました。
(E9の授乳室で顔を合わせていた人たちで同じ日に退院した人たちの何人かがまた同じ日に再入院)

【病院で気づいたことなど】
・ 病院内の職員はドクター、ナース、助産師、スペシャルケアナース、採血係、雑用、事務など制服で分かれている。
・ 入院が長引いて入院中にへその緒が取れそうな場合はへその緒をKEEPしたいことを告げたほうがいい。
・ パパの立会いは事前にレッスンなどを受けていなくてもできる。
・ 入院中は、無料で母乳レッスン、沐浴レッスンを受けることができる。

3人目で分娩がスムーズだったこともあり、結果的にとてもよい出産となりました。
キビキビしていて頼れるナースと安心できるドクター、ラグジュアリー感は全くないけれど香港の公立病院を選んでとてもよかったと思っています。